21世紀わが社の戦略(下野新聞掲載記事)

掲載記事医薬分業の広がりの中で、大型基幹病院などの調剤薬局を十七店舗、化粧品や一般雑貨も扱うドラッグストアを四店舗構える。
きめ細かな服薬指導と薬暦管理、快適な店舗内環境を備えることで,地域から信頼される薬局を展開。高齢化社会にともない重要視される在宅医療への対応にも積極的に取り組んでいる。

  • 大手ドラッグストアの増加など業界の現状をどうとらえていますか。
  • 「大手がM&A(合併・買収)などにより大きく、強くなる一方で、小さなローカル薬局は生き残るのがやっと。業界は二極化し、競争は激化している。マツモトキヨシやカワチ薬品などの大型ドラッグストア、調剤薬局、ドラッグストア内で調剤を扱う店舗など、形態も多様化している」
  • 厳しい情勢ですが、どう差別化しますか。
  • 「大手とは違う方向性でやるしかなく、うちは調剤と在宅に力を入れる。満足を与えるサービスで、地域、医者、患者から信頼される薬局作りを目指している。」
  • 具体的には。
  • 「調剤のレベルアップで、顧客の満足、安心感を得る。薬剤師全員を集めた勉強会を年四回開催し、新薬情報、倫理観などを学んでもらう。社員を大学院博士課程に入れたり、大学との連携も図り、充実した体制をとっている。」
  • 五年前はドラッグストアのテナント出店が中心でした。調剤薬局中心に方針展開したわけですね。
  • 「ちょうど行き先不安が出てきたころで、採算が取れない小さな薬局では生き残れないと判断した。ドラッグストアから調剤薬局へのシフトとを選択した。
  • 在宅医療に対応したとりくみにも力をいれていますが。
  • 「患者宅を訪れ、生活状況や体調を直接観察した上で服薬状況、相互作用、副作用などをチエックし、そこで得た情報を医師にフィードバックしている。終末医療が在宅に移行しつつある中、在宅医療の需要は増すはず。薬剤師も医療チームの一員として、在宅患者の管理指導に当たっている」 「これまで看護婦が対応してきた高度在宅医療にも取り組みたい。そのため、無菌施設(クリーンルーム)設置の準備を進めている」
  • 処方せんを受けるのはどんな病院ですか。
  • 「大学付属病院や広域市民病院など基幹病院を中心に、地域の有力医師の処方せんも扱っている。基幹病院は難病が多く、多数の薬剤が使われており、いろんなタイプの処方せんを受けられる。ハイレベルの要求にこたえることで、地域からの信頼感が増す」
  • 出店は全て県内に限定していますが。
  • 「きめ細かな患者対応や薬剤師の研修、医師・看護婦との連携などはドミナント出店でより機能する。緊急時の対応なども考え、今後の出店も県内に特化していく」
  • 店舗展開の計画は。
  • 「優秀なスタッフが育ち、いい場所があれば、年にニー三店舗の割合で出店したい」
  • 今後目指す方向を教えてください。
  • 「医薬分業が進めが薬剤師への認知度も深まり、門前薬局、ドラッグストア、保険薬局などいろんなところで処方せんが受けられるようになるだろう。その中で患者に選ばれる薬局を目指す。安心して薬を服用できるよう、患者に満足を与えたい」
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