社員の社会人大学院生を支援(Drugstore TODAY 第578号 H13.3.9)

掲載記事調剤薬局やドラッグストアをチェーン展開するピノキオ薬局(栃木県宇都宮氏、田中秀和社長)は教育強化の一環として、社員の社会人大学院生を支援する。

今春から社会人大学院生になることが決まった社内の薬剤師に対し、大学院の授業料など必要経費を同社が負担する。
支援することによって、大学や学問とのながりを深めやすい環境を整え、社員の資質向上、他社との差別化につなげる考えだ。

同社の社員が社会人大学院生になるのは今回が始めて。
栃木県大田原市にある調剤薬局の管理薬剤師(静岡県立大学薬学部修士課程終了)が、社会人を受け入れている昭和大大学院の博士課程の試験に合格した。
4月から3年間、日常業務を続けながら、同大学院に週1~2回ほど通う予定。大学院では薬学部教授のもとで臨床薬学の研究に携わる。
同社は大学院の授業料のほか、栃木県から大学のある都内までの往復に要する交通費も負担する。一部は公的な補助を受けることも決まった。
今後も社員で希望者がいれば、業務に支障が出ない範囲内で社会人大学院生になることを後押ししていく考え。同社ではこうした試みが同社におけるファーマシューティカルケアの遂行にもつながると見ている。

同社は栃木県内に調剤薬局18店舗、ドラッグストア4店舗の計2店舗を経営。薬剤師の研修や介護連携などの点でメリットがあるとみて、調剤薬局も県内に絞ってドミナント化している。
今後も県内の塩谷総合病院、上都賀病院、那須南病院などの近隣に開局する予定で、すでに物件も手当てした。出店は処方せんが1日100枚以上を見込めるところを対象としている。

現在、既存店の約2割は完全な自社物件。1店舗当たりの投資額は3000万~1億円が目安。チェーンの中核的な調剤薬局である。

自治店(河内郡南河内町)は2層型の店舗で、延べ140坪の面積をもつ。将来は高度在宅医療への参画をにらみ、リーンベンチなどを設置する方向だ。同社はVCのニッドに加盟している。

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