バーコードで過誤防止 後発品情報提供システムも構築(薬事日報臨時増刊号)

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ピノキオ薬局(栃木県宇都宮市)は、調剤過誤防止のためバーコード調剤システムを全店舗に導入し、調剤過誤防止に全力で取り組んでいる。
また、先発医薬品と後発医薬品の薬価を簡単に比較できる「後発品情報提供書作成デッドストック軽減システム」を構築し、後発品に関するきめ細かい情報提供を行っている。

ITの活用によって薬剤師の負担を軽減し、その分スキルアップなどに力を注ぐ方針で、日本薬剤師研修センターの認定薬剤師は3割を超える。

バーコードで過誤防止

バーコードシステムは、全ての医薬品にバーコードが貼付され、薬剤師がピッキングをする際にバーコードを読み込むと、レセコンの入力データと照合し、万一異なっている場合に警告が出るというものだ。

自身も薬学博士を持つ田中秀和代表取締役社長は「もちろん、人の目による過誤防止の意識は常に必要だ。
しかしITによるチェック機能で補うことで、薬剤師の負担やストレスを非常に軽減できる。その分の労力を、服薬指導や情報提供、重複・相互作用の防止に向けることができる」と説明する。

システム導入のこうかは確実に上がっており、全店で年間65万枚の処方せんを受け付けているが、導入して1年間、事故につながるインシデントは1つもないという。

3割を超す認定取得率 指導薬剤師も奨励

さらに認定薬剤師制度など、資質向上のための認定試験は、積極的に取得を奨励している。そのため日本薬剤師研修センターの認定を持つ薬剤師は3割を超える。

田中社長は「認定薬剤師を取った薬剤師には、その次に認定実務実習指導薬剤師を取得するように勧めている。
いずれは専門薬剤師にシフトしていくことも予想されるが、そうなったら専門薬剤師にも挑戦してほしいと思っている」と話す。

瞬時に後発品情報提供

4月から再び処方せん様式が変更され、後発品使用促進が更に国策として推し進められる。同薬局では既に、簡単に後発品と先発品の薬価を比較できる「後発品情報提供書作成デッドストック軽減システム」を開発し、患者への情報提供に役立てている。
システムの大きな利点は、後発品変更による値段の変化が瞬時に把握でき、患者への情報提供に活用できることだ。

田中社長は「システム導入で薬剤師の負担を軽減し、その分スキルアップして質のよいサービスを提供する事に主眼を置いている。後発品使用促進が求められる中、薬剤師の職能は単に調剤するだけでなく、よりコンサルテーション業務にシフトしていくことが求められるだろう」とし、後発品使用促進における薬剤師の職能発揮に意気込みを見せた。

(2008年1月1日 薬事日報より)

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